葡萄の収穫も終わりに近づき
ちょっと一息入れさせもらっていましたが、
その間に、どんどん柿が色づいて焦り気味の店長の田中です。
こんにちは!
今年を少し振り返ってみると、
桃にとっては天候にも恵まれて最高の年だったと思います。
糖度の高い甘~い桃を沢山収穫して、
沢山発送する事が出来ました!
しかし、葡萄にとっては厳しい年だったと思います。
巨峰やピオーネなどは、どの地域も着色不良が目立ち、
良いものをお届けするのにとても苦労しました。
贈答用や特秀品と明記しながら赤い粒のものを発送したり、
といった対応を弊社はすることは出来ませんので、
予定の期間より早々と注文受付を停止して対応しました。
お電話での問い合わせに理由をご説明して
諦めて頂いた事も幾度となくありました。
来年は葡萄にとっても良い年になって欲しい!
そう心から思わずにはいられない、そんな葡萄シーズンでした。
そして、いよいよ柿のシーズンが始まろうとしています。
私が生まれ育った山梨市一町田中は、甘柿の生産地として市場では人気が高い地域です。
"一町田中の柿"として流通しています。
そんな一町田中でブランド柿を栽培している田草川農園さんにお邪魔して、
収穫などの打ち合わせをしてきました。
そこで、色々と教えてもらいましたが、
初めて知ったことがありました。
今まで子供の頃から"富有柿"だと思って食べていた柿が、
富有柿ではなく、松本早生富有柿だったことです!
私は個人的にヌルッとした食感の柿が好きではなく、
固くてシャキシャキとした柿が好きだったのです。
富有柿は美味しいなぁ~と思って食べていましたが、
富有柿は果肉がそこまで固くなく甘くとろみがある感じで、
松本早生富有柿とは明確に違うそうでした。
その他にも、子供の頃から食べていた柿が、
気がついたら種なしの柿になっていたこと...
柿なのに種なしって!いつのまに??
そんな悩みも解決して色々と勉強になりました。
そして、これが田草川さんの柿畑です。
枝先に1個しか実をつけていないのがわかりますか。
しっかりと摘粒摘果をおこない、数を減らして大きくて甘い立派な柿に育てています。
これは、田草川さんの畑ではありません。
なかなか手がまわらず摘粒摘果が間に合わないと
このような実の付き方になってしまいます。
手間ひま惜しまずに栽培すると、
やはり違う味になると思います。
比較例として紹介しましたが、高齢化や人手不足などで、
仕方ない面もあります。(実情です)
田草川さんが丁寧に手間ひまかけて栽培した柿の収穫は、
10月中旬からです!
富有柿しか食べたことがない方は、
松本早生富有柿を、是非とも食して下さい!
本当にオススメでっす!